最新業績Corporate performance


今期は新型コロナウイルス感染症が5類感染症になり、社会全体が日常を取り戻しつつある中で、コロナ禍で見送られていた設備投資計画が実施に向けて動き出し、大型物件の受注が増加した期となった。前期より創部された営業部の活躍も大型物件の受注に大きく寄与した。
今期新たに受注した大型物件と、前期より継続している大型物件が完成を迎え、さらに翌期以降に継続する工期物件も受注し、期末未成工事支出金は前期比214.8%増の115,142千円となった。物価上昇による経費増に対応するため、社員の生活を維持し豊かにするための定期昇給、ベースアップによる賃金アップを行い、積算時の管理費の見直しも行った。
その結果、利益を圧迫することなく売上高も伸ばすことができ、45期純売上高は前期比141.6%増の720,876千円となり、営業利益は59,035千円という素晴らしい成果を上げた。

会社組織については、新卒採用社員を営業部に1名、工務部に2名迎え入れた。社員の若返りが継続的に進んでおり、期末人員は1名増の39名、平均年齢は37.8歳であった。若手社員の技術力アップは当社にとって継続的な課題であり、資格取得のためのフォローだけでなく教育研修費の補助を行っている。今期は4名の女性社員が電気工事士資格を取得したことに加え、当社初となる2級電気通信施工管理技士資格者が1名誕生した。
また10月には、前期より練習を継続していた公益社団法人全関東電気工事協会主催の『第28回全関技術競技大会』への出場を果たした。技術力の継承、強化のための取り組みは、今後も継続していく。

前々期より取り組んでいる既存積算システムから原価管理まで一貫したデータ管理システムの構築については、仮稼働の段階まで進んだが、本稼働には至らなかった為、ソフト開発費用の仮払金については繰り越しとした。

 売上・利益  令和3年8月期 令和4年8月期  令和5年8月期 
 売上高 (千円) 536,797 508,988 720,876
 経常利益(千円) 41,769 13,645 62,768

     資 産 ・ 負 債                       (令和 5年8月期  千円)
 流動資産 691,157 流動負債  574,358
 固定資産 628,480  固定負債 148,440
     資本(純資産)の部 596,839
 資産合計 1,319,637  負債及び純資産合計 1,319,637